腹水の原因と治療≪自宅で行う漢方温熱併用対策≫

末期癌に伴う腹水貯留の原因と治療・対策法について

22.jpg

お腹に水がたまってパンパンに張ったり、膨らんだりして苦しい状態が、腹水による腹部膨満感です。腹水とはどのような原因で起こるのか、また治療法にはどのようなものがあるのか、以下で詳しくみてみましょう。

腹水とは?

肝臓や胃、腸などの内臓は腹膜といわれる大きな膜で覆われ、その内側は臓器同士の摩擦を軽減するためにすき間があり、この空間のことを腹腔と呼びます。通常、腹腔には20~50mlの水がありますが、病気などが原因でそのタンパク質を含む水が異常に増えてたまった状態を腹水貯留と呼びます。

腹水が溜まれば、尿量が減ったり、便秘や下痢、食欲不振、嘔吐、浮腫、呼吸困難、咳、腹部の張りや痛み、皮膚のかゆみなど様々な不快症状を伴います。

腹水の貯留は多臓器を強く圧迫し、全身の機能低下を起こします。腹水は、末期癌、肝硬変、門脈圧亢進症、心不全、ネフローゼ症候群などの進行に伴い発症する疾患です。腹水の貯留は非常に厄介なもので、癌、その他の治療の妨げにもなりますので最優先して早急に対処する必要がございます。
(※腹水貯留の原因の60%以上は癌や肝硬変によるものです。)

また、腹水は、癌や肝硬変以上に余命に直結する疾患ともいわれています。その為、腹水をうまく排出することができれば、結果、延命にも繋がる可能性もあるのではないでしょうか。

腹水は、病院での治療対策が少なく、その治療自体もすべて対症療法(一時的な緩和)であり、腹水が溜まる根本の原因を捉えた治療ではありませんので、一時的 に腹水が抜けてもまたすぐに溜まってきてしまいます。

では、腹水の治療はどのような治療があるのでしょうか?

121019_Pills_01-thumb-640x360-46045.jpg

病院での腹水治療としては、利尿剤(ラシックス・アルダクトン・ダイアート・サムスカなど)を使い、体内の不要な水分を尿として強制的に排出していきます。利尿剤は即効性もあり、効果も期待できるお薬ですが、効果が期待できるのは最初だけです。使い続けていれば、徐々に効果は薄れてきます。また、長期の服用で、腎臓の機能が低下するというリスクもございます。

その他には、アルブミン製剤、腹水穿刺などの治療法があります。

アルブミン製剤は、血中に不足したアルブミンを補い、血管内から漏出した水分をもう一度血管内に再吸収し、不 要な水分を尿や便として排出していく治療です。比較的、副作用はないとされています。しかし、このアルブミン製剤は、保険の関係で月にできる回数が限られています。

※アルブミンを根本から増やすわけではなく、補充するだけの治療になりますので、時間とともにアルブミンは減少していきます。

6adc21c67ff06b8e112ee100abe5554e.jpg

腹水穿刺は、腹水を腹部から直接針を刺し抜く治療法です。腹水が溜まり呼吸が苦しい、身動きが取れない、食事を持ったく摂取できない時に最終手段として行う治療法です。腹水穿刺は、平均的に1リットル~多くて7.8リットルもの量を穿刺します。これは、患者さんの腹水の貯留量、栄養の状態などによっても変わってきます。

通常、腹水穿刺を行えば、確かに腹水は減り、腹部の張りは軽減し、随分と楽にはなると思います。
(※個人差はあります。)

◆腹水穿刺のデメリット◆

・栄養状態が悪化する
・急激に血圧が低下する
・腎臓や心臓に負担がかかる。
・感染や出血の可能性がある。
・腹水の貯留スピードが速くなる

上記のようなデメリットもありますので腹水を穿刺をされる際は必ず主治医に相談しましょう。

images (1).jpg

◆腹水貯留の際の注意事項と対処法について

1.血液検査を確認する

ALB(アルブミン)基準値 4.0~5.0
アルブミンとは血液中の蛋白質の一種です。アルブミンは肝臓で合成され血液中に流し込まれ、本来は血液中に一定量保たれています。しかし、肝硬変、癌などの影響により肝臓の働きが低下すれば、結果、アルブミンは減少します。アルブミンの減少が進むことで血管内の水分が血管外へと漏れ出し、その漏れ出したものが腹水、胸水、浮腫となります。
(※アルブミンは「血管内の水分保持」「浸透圧の維持」などの働きがあります。)

CRP(シー反応性蛋白) 基準値 0.1~0.3
体内、各臓器で起こる炎症を確認する数値です。炎症は、癌、腹水の原因の1つで、体内・臓器で起 こる炎症が強ければ、癌の進行や、腹水の溜まるスピードが早まることもあります。また、炎症は、痛み・痒み・腫れなどの原因にもなります。

CHE(コリンエステラーゼ) 基準値 200~460
肝臓での蛋白合成能力、肝臓の栄養状態を確認する数値です。肝硬変や肝臓がん、栄養失調などで低下する数値です。CHEが低下すれば、結果、肝臓での蛋白合成能力が低下するため、アルブミンの減少に繋がります。

CRE(クレアチニン) 基準値0.2~1.1
腎臓の状態を確認する数値です。クレアチニンとは尿毒素で、腎臓の機能が低下した際に、体外へと排出ができなくなり蓄積します。利尿剤の長期の服用、肝硬変の進行に伴い数値が上昇します。クレアチニンの数値が6.0~8.0まで 上がれば人口透析などが必要になります。

LYMPH(リンパ球) 基準値 18%~30%
免疫の状態を確認する数値です。多くの免疫細胞の中でも、癌細胞と戦うために必要とされている免疫細胞の1種です。癌、炎症、栄養失調、抗がん剤の副作用などが原因で低下する数値です。他にも大切な数値はございますが、腹水、胸水の貯留の際は上記の数値が最も重要となります。

上記のように、血液検査の結果である程度は患者様のお身体の中の状態を把握することができます。まずは、検査結果を確認してみましょう。


2.食生活・緩和法について

140818_ooshima_0815_480_360.jpg

少しでも腹水の症状をやわらげるために腹水の症状をやわらげるには、生活習慣の中でできることがあります。食事制限や寝るときの体勢など、自分でできることを知っておきましょう。

・食習慣の見直し

腹水の治療を開始するにあたって、場合によっては食事制限が必要となります。塩分の摂取制限、また水分の摂取制限も推奨されます。腹水の原因になっている疾病にもよりますが、塩分の摂取目安は1日に2?5g、水分は1日に1L以下とされています。 腹水が溜まっていることによって、吐き気や食欲不振もおこりますので、栄養不足にならないようバランスのよい食事を心がけることも大切です。特に食欲がない場合には、消化のよい食材選びを考慮しましょう。

・体勢の改善

腹水が溜まっている状態では、絶対安静が基本です。ただし、症状によっては寝返りをうつことも苦痛になる場合がありますので、まずは一番楽な姿勢でベッドに横になれる体勢を工夫することが求められます。息苦しさを感じるときには、腹部を締め付けないような衣服にするとよいです。女性であれば、ワンピースタイプの部屋着にするのもよいでしょう。しかし、体温が下がってしまっては快復の妨げになってしまいます。お腹を冷やさないよう、十分配慮することが必要です。手の指先や足先のマッサージをし、血行を促進する助けをすることもおすすめです。

3.腹水・胸水の対策ポイント

c3hFMGU3YzNSZk9EbnB5U1NORlNleTJCckFCaTI2TUZ1U3RRc2lzS05wUWVvNUpueWw0VlNIbmxKNVdFTCswWmc5NHQycXJuUVhSVW0zeU5VRENjN3JpdFByNis3bUlUWml5TmJyelorN0NCVmcyZWx6clZOak1xVXJvR0FGME84ZmV5TXBudnRXSUkyem9oZkhUdTFjVnhRYnNreUwyVDdET3UwZUhC.jpg

腹水や胸水を排出するためにはまず「停滞している水」を動かすことが優先となります。では、なぜ「水」が停滞してしまうのでしょう?

「水」が停滞する原因は以下のような原因が考えられます。

1.血液の質が悪く循環不良を起こしている
2.栄養悪化に伴う各臓器の機能低下
3.内臓レベルに冷えを抱え代謝機能が低下


原因は様々ですが、主に「1~3」の原因が考えられます。

特に腹水患者様は、大元に「癌・肝硬変」などの疾患を抱えられています。癌や肝硬変などの影響により、全身の血流悪化が起これば、各臓器に栄養素・酸素の供給量なども低下し、体内・臓器レベルに強い冷えを抱えてしまいます。

その結果、血液や水の巡り循環が悪くなり、身体に余分な水分や毒素が蓄積しやすくなるのです。

上記の不快な症状を予防・対策するためにはまず以下の対策が考えられます。

1.外側と内側から血流の改善を図る
2..体内の栄養状態の改善を図る
3.全身を温め「体内・内臓レベル」の冷えを取り除く

(※3についてはCRPなどの炎症の数値が高値を示している場合は注意が必要です)

実際に微熱などがあれば、身体が冷えていないと思われがちですが、腹水や癌患者様の場合、大半の方が体内や内臓レベルに冷えを抱えていることがほとんどです。この冷えを排除するだけでも血流量がUPし代謝が向上し停滞している水分や解毒機能なども向上しやすくなります。

血流悪化や冷え、代謝を上げるためには上記の漢方対策や全身を温める全身温熱なども良いと思います。是非、参考にされて見られてください。
(※漢方・温熱につきましては↓4.5を参考にされてください。)


4.漢方で腹水が発症する根本の原因から対策を行う

a_p6.jpg

腹水や癌の治療として漢方も有効な治療法の1つのです。漢方は病院薬とは異なり「対症療法(一時的な緩和治療)」ではございません。漢方は病気(腹水など)が発症する根本の原因を捉え、大元から治療対策を行っていきます。

よく、漢方は効果が出るまでに時間がかかるのでは!?ということを耳にしますが、けしてそのようなことはありません。漢方薬の中にも即効性のある漢方や、副作用が少なく安全性が高い漢方、病院の治療と併用し相乗効果を高める漢方などもあります。漢方は組み合わせや、服用法次第で良い体感を得られる患者様も少なくありません。

『漢方的“腹水・胸水”対策』の具体的な方法とは・・・???
また、その理由とは・・・???

腹水・胸水は、水分を出すことだけにとらわれると、まさに「木を見て、森を見ず」になってしまいます。身体全体(臓器全体)を考えることも重要です。

1. 基本的に、臓器全体の血液の流れが悪くなっている。
  →【体内・各臓器の血流の向上対策

2. 血管内への「水分の再吸収」が困難になっている。
  →【肝機能を高めアルブミンの向上対策

3. 体内の炎症により、腹水・胸水貯留を助長している。
  →【消炎・解毒対策

4.  「脾(胃)・肺・腎」の働きである【水分の運搬 、吸収・水分の膀胱への輸送・
  汗の調節・尿としての排出〕などの水分代謝機能全般が低下している。
  →【「脾(胃)・肺・腎」の働きを向上させ水分代謝機能の改善対策

上記の4点を、同時に行うことが「腹水・胸水排出促進」には不可欠だと考えています。


では、漢方もたくさん種類がありますが、その中の一部をご紹介致します。
(※漢方は患者様の症状や体質により服用する漢方が異なります。)


田七人参(でんひちにんじん)
24_densitininzin_01.jpg

田七人参は、多くの慢性疾患患者さんが服用している漢方薬の1つです。中国では早くから田七人参を漢方製剤の主成分として腎臓病・肝臓病・癌・腹水・胸水・高脂血症・脳血管障害・高血圧症・糖尿病・皮膚疾患・帯状疱疹・前立腺肥大などの臨床治療に使用されていましたが、日本においても田七人参を服用なさっている方々が近年増加しています。

それは田七人参により血液の質を改善(サラサラ)」「体内の不要な熱を排除(抗炎症)などが期待されるからなのです。

田七人参「腫れ・痛みや出血を鎮める働き」「血液をサラサラにする働き」「免疫力を高める働き」は各種慢性疾患・生活習慣病には不可欠な要素となっています。それほどの薬理作用があるにもかかわらず、なぜ日本では最近まで日の目を見なかったのですか。それを解き明らかすカギは、その”希少価値”にあるようです。田七人参は特有の効能を持つため、中国では昔から健康を増進する貴重なものとして珍重され、[金不換](金に換えられないという意味)の異名を持つほど貴重かつ高価なもので、ひと昔前までは一部の特権階級、さらに遡れば王侯貴族しか口にすることができなかったというのです。

人の健康にとって血液の質血液の流れは重要な意味をもっています。血の流れが滞ると様々な病気や症状につながります。血液の流れの滞りは、「血液の粘度が高まっている」や、「血管内に老廃物が付着して血管が細くなっているため」、また「心臓の働きが悪くなって血液を送れない」などの原因があります。
血液の流れを改善することは病気を防ぐ目的だけではなく、赤血球の生成を促進しているため、体の健康バランスもとれ、食欲不振や疲れやすいなどの回復にもつながります。

田七人参の成分は、サポニン、フラボノイド、ステロ-ル、有機ゲルマニウム、鉄分、アルギニンなど。その他に田七人参特有のトリテルペン配糖体などがあります。特にインタ-フェロンを誘発する有機ゲルマニウム含有量は朝鮮人参の一.五倍程度。
田七人参の幾多の効能の根本は、血液の質を改善し、血液の流れを潤滑にするところにあるといえそうです。

腹水の漢方と推奨商品の詳細

腹水の漢方解説

高品質 田七人参 正規品販売店


※田七人参は腹水の漢方ではなく、血流や体内の環境を整える事により結果腹水などに作用する漢方です。
※通常漢方を服用される際は、専門家に相談し、患者様の体質や症状をお伝えし患者様に合った漢方薬を処方してもらう事が重要です。



5.漢方と温熱の併用対策

温熱参考動画
『岩盤浴マットで血流が劇的に変わる!』


基本は病院の治療となりますが、病院の治療のサポートとして漢方と温熱の併用対策もあります。東洋医学では癌や肝硬変、腹水などの疾患は体内・臓器レベルで起こる冷え』『全身の血流障害などが主な原因と考えております。

その中でも血液の流れが停滞することで体内の代謝不良が起こり結果、水分代謝の低下に繋がっていることも考えられます。その為、体内に不要な水分(腹水・胸水)が貯留してしまいます。また、癌、腹水患者は血流障害が原因で体内・臓器レベルに冷えを抱えている患者様が殆どです。

その為、上記の原因を改善するために、漢方で血液の循環を良好し体内の代謝を向上させることが重要です。血流が高まり代謝が向上することにより結果、水分代謝も向上し、体内の余分な水分+毒素が「尿」「便」「汗」として排出されやすくなります。

血流が向上すれば、その他にも栄養素が各臓器にしっかりと運ばれることで、臓器の機能向上や体の栄養状態の向上、免疫力の向上につながり腹水だけでなく癌や肝硬変などの疾患の症状の抑制・軽減に繋がります。しかし、癌や肝硬変を伴う腹水患者様の場合、血液の流れは酷く悪化しています。その為、漢方で血液の循環を改善する漢方を使用しますが、正直に、漢方だけでは弱い場合もございます。

そこで、漢方治療に、温熱を加えることで、さらなる血流向上、水分代謝向上に繋げていきます。
(※漢方と温熱の併用は、体の中からと外からで血流改善を図っていきます。)

ご存知な方も多いと思いますが、温熱は病院でも行われている治療法の1つで、主に癌の治療、抗癌剤や免疫療法、高濃度ビタミンC、マルヤマワクチンなどの効果を高めるために実施されています。大病を抱えられた患者様に注目されている治療法の1つです。


ただ、患者様の中には、病院まで通院できない方、ご自宅で温熱を取り入れたい方は遠赤外線を使い全身を温めてくれる全身温熱シートなども良いでしょう。全身温熱シートは、マイルドな温熱効果で全身の血流量を高め、体の隅々まで血液の流れを良好にし、全身を温めていきます。

※ポイント・温熱は一部だけを温めるのではなく、全身を満遍なく温めることで血流・水分代謝の向上に繋がりやすいとされています。

※夏でも内臓レベルでは“冷え”が生じ、血流が滞ることがあります。「血流の滞り」に季節は関係ありません。夏でも遠赤外線温熱には有意性があるとされています。

参考にされてください。

文才が無い為わかりにくいとは思いますが、腹水でお悩みの方やそのご家族様に少しでも参考にしていただけたらと思います。


温熱参考ページ

全身用温熱シート
温熱・遠赤外線効果で全身の血流を高め代謝の向上を促す!)

※↑医療用具ではありませんので、健康促進等の補助目的で御使用下さい。

温熱療法の効果-自宅で行う全身温熱法
温熱療法の効果や併用治療などを詳しく解説!)


温熱参考動画
『岩盤浴マットで血流が劇的に変わる!』

この記事へのコメント

  • 腹水

    腹水の症状と溜まる原因、漢方治療で解決
    2016年05月11日 15:36
  • 腹水 漢方

    腹水の症状と溜まる原因、漢方治療で解決
    2016年05月11日 15:37
  • 腹水 漢方

    腹水は余命に直結?自宅行う腹水、癌の漢方治療
    2016年05月11日 15:38
  • 腹水

    腹水、黄疸、肝硬変に必要な漢方について
    2016年05月11日 15:38
  • 腹水 漢方

    腹水の発症原因・症状・治療法 【腹水の漢方対策】
    2016年05月11日 15:39
  • 腹水

    末期ガンに伴う腹水の症状と治療について
    2017年08月14日 10:31
  • 末期ガン

    末期ガンの漢方治療と効果について
    2017年08月14日 10:32
  • 腹水

    末期ガンに伴う腹水の症状と治療について
    2017年08月14日 10:33